MAPILab POP3 コネクタ for Exchange 2007/2010 特長・機能 |
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1. 主な機能 |
安全かつ安定した動作で電子メールを配信
ダウンロードしたメッセージは、ローカルフォルダに、「.eml」形式で保存され、その後、それらのメッセージはExchange SMTP Serverに送られます。メッセージが受信者に配信されなかった場合には、管理者に通知して、そのメッセージは特別なフォルダに転送されます。どんな場合にもメッセージが無くなることはありません。
扱えるメールボックスの数は無制限
会社の規模や外部POP3サーバーに保存されているメールボックスの数に制約は無く、ダウンロードできるメッセージの数にも制限はありません。1つのPOP3メールボックスからのメッセージはすべて、Exchange Server上の(1つの)指定されたユーザーメールボックスに送られ、このメールボックスの数に制限はありません。
メールボックス毎の独立した設定が可能
メールボックスの管理は、それぞれ個別に行えます。アカウントサーバー設定とアドレスの初期設定を使って、各メールボックスをカスタマイズできます。
キャッチオール (グローバルまたはマルチユーザー) メールボックスのサポート
POP3サーバー上の1つのキャッチオール(グローバル、マルチユーザー)メールボックスからのメッセージはダウンロードされた後、Exchange Server上のそれぞれの受信者を自動的に検出して、Exchange Server上の正しいメールボックスに配信します。また、外部のPOP3 サーバーにある個人のメールボックスからメールを集めて、指定した受信者に配信することができます。
SSL (secure socket layer)のサポート
セキュアSSLプロトコルを使ってメールを収集できます。メールボックス毎に、メッセージの配信にスタンダード接続(Explicit SSL)またはセキュア接続(Implicit SSL)を使うかをカスタマイズできます。
IMAP プロトコルのサポート
POP3以外に、IMAPプロトコルでのメールの取得にも対応しています。
メールボックス毎の柔軟な処理頻度の設定
MAPILab POP3 コネクタが、外部サーバーの新着メッセージを確認する間隔は、1秒以上であれば、自由に設定できます。
ルーティングルールをメッセージ受信者の検索に使用可能
宛先、CC、件名を、受信者を決定する際の条件に使用できます。これにより、柔軟な条件設定で自動的に確実な受信者(宛先)を決定し、メールを間違いなく配信できます。
Microsoft管理ツール(MMC)からの簡単な設定と管理が可能
プログラムの設定と管理には、Windowsサーバーの管理で良くご存知のMicrosoft 管理コンソール(MMC)に組み込まれたツールを使用し、標準的な操作方法で行います。また、同様に、MAPILab POP3コネクタを、既存の管理配下のスナップインに追加することもできます。
PowerShellスナップインを利用しての設定が可能
PowerShellスナップインを搭載しており、MAPILab POP3コネクタの管理操作をコマンドプロンプトから実行できます。つまり、コネクタやメールボックスの設定の変更、動作の開始/停止/再開等の管理や制御に関わるタスクを自動化することができます。Microsoft管理ツール(MMC)及びPowerShellスナップインでメールボックスの処理を強制できるため、どの時点であっても、既存のプロセススケジュールに関わりなく、単独あるいは複数のメールボックスをプロセスキューの先頭に置くことができます。
問題を検出する診断ユーティリティを搭載
内蔵された診断ツールが問題をすばやく簡単に見つけ出します。
重複メールを削除する機能を搭載
キャッチオールメールボックスの処理中やメール受信時のエラーによって、重複した受信メールが発生することがあります。MAPILab POP3 コネクタでは、それらの重複メールを自動的に検出し、Exchange Severへの転送を行いません。
プログラムの挙動を詳細にログファイルに記録
調整可能で使いやすい制御と監査のシステムにするため、MAPILab POP3 コネクタは、希望した詳細のレベルに応じてプログラムのすべての挙動をログファイルに記録する機能を備えています。システム管理者は、いつでも、プログラムが処理中および処理済みのメールの情報をプログラムからと、Windows Serverのイベントログからも入手できます。
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2. Small Business Server (SBS)に搭載されたPOP3コネクタとの機能の違い |
MAPILab POP3コネクタは、SBSに搭載されたPOP3コネクタ機能に加え、以下の機能を提供します。
・キャッチオールメールボックスのサポート
・安全かつ安定した動作で電子メールを配信
・外部サーバーから新規メッセージを、1秒以上の自由な間隔でダウンロード可能
・問題解決のために、メールボックス毎に異なるログ詳細を設定可能
・IMAPプロトコルをサポート
・SBS 内蔵のPOP3コネクタと同時に使用可能
・重複メールを削除する機能
※SBS には、POP3コネクタ機能が含まれますが、その他のMicrosoft Exchange Serverエディションには含まれていません。 |
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